ビットコイン(BTC)が7万8000ドルを突破し、11週間ぶりの高値を記録したことで、仮想通貨市場は再び活況を呈している。
投資家のリスク選好度が高まる中、スコット・メルカー氏とマクロ戦略家のノエル・アチソン氏が、「The Wolf Of All Streets」チャンネルで、現在の市場状況とビットコイン高騰の背景にある要因について議論した。
ノエル・アチソン氏は、ビットコインは依然として伝統的な金融の世界では「リスク資産」と見なされているものの、危機時のビットコインのパフォーマンスはこの認識を覆したと述べた。

専門家らは、2020年以降に発生した7つの主要な危機(シリコンバレー銀行の破綻を含む)から60日後には必ずビットコインの価値が上昇していることを指摘し、ビットコインは実際には「混乱に対する防御策」として機能していると主張した。
最も注目すべき重要な点の1つは、株式市場が過去最高値を更新する一方で、債券市場から「懸念すべき」兆候が見られたことだ。10年物米国債利回りが4.2~4.3%に上昇したことは、市場がFRBの利下げから期待していたほどの安心感を得られていないことを示している。
同放送によると、先週発生したDeFi(分散型金融)プロトコルにおけるハッキング事件や、「Kelp DAO」などのプラットフォームにおける脆弱性により、市場に大きな不信感が生じた。こうした状況を受けて、機関投資家はDeFiからビットコインへと資金を移し、その結果、ビットコインの市場支配率は過去1年間で最高水準に達した。
アナリストらは、デリバティブ市場のデータはまだ「過熱」(バブル)の兆候を示しておらず、8万2000ドル~8万4000ドルの水準への新たな上昇の可能性を残していると考えている。しかし、専門家らは、トランプ政権を巡る憶測や世界的な地政学的リスクを理由に、投資家は慎重な姿勢を取るべきだと強調している。
※これは投資アドバイスではありません。


