仮想通貨業界で著名なアナリストであるベンジャミン・コーウェン氏は、自身の新しい分析動画の中で、ビットコイン(BTC)の強気シナリオと弱気シナリオを詳細に比較した。
オンチェーンデータ、テクニカル指標、市場センチメント、および過去の周期的なデータを分析したコーウェン氏は、現状は強気派と弱気派の両方を支持する強いシグナルを示していると述べた。
コーウェン氏は強気シナリオを強調し、BTCはすでにサイクル底打ちを示唆する複数のシグナルを発していると述べた。特に、週足相対力指数(RSI)が過去最低水準まで下落していること、月足RSIが大幅に減速していること、そして最近のゴールデンクロスが強気の見通しを強めている。さらに、長期投資家(LTH)の蓄積水準が過去のサイクル底値付近で推移していることも、底打ちの可能性を裏付ける要因の一つである。
一方、アナリストは、弱気シナリオを裏付ける過去のデータはまだ完全には消えていないと付け加えた。プエル・マルチプル、MVRV Zスコア、時価総額/サーモキャップ比率といった重要なオンチェーン指標は、過去の弱気相場の底値で見られたような極めて低い水準にはまだ達していないと指摘した。さらに、ビットコインが今回のサイクルで到達した価格を下回っておらず、大口投資家の活動も過去の底値に比べて弱いままであることから、下落リスクが完全に排除されたわけではないとしている。
コーウェン氏は、50週移動平均線が市場の今後の方向性を決定する上で重要な役割を果たすと述べ、現在約8万ドルのこの水準を週足終値が上回れば、強気シナリオが確固たるものになると指摘した。同氏は、この水準で反落した場合、年末(10月または11月)に新たな安値を探す可能性があると警告した。さらに大幅な下落が見込まれる場合、ビットコインは5万3000ドルの価格水準を試す可能性があり、より極端なシナリオでは3万7000ドルから3万8000ドルの範囲まで下落する可能性がある。アナリストは、これらの急落は主要なシナリオではなく、注意深く監視する必要のあるリスクシナリオであると付け加えた。
※これは投資アドバイスではありません。


