仮想通貨分析会社10x Researchは最新のレポートで、アルトコイン市場における強気相場の勢いが弱まり始めていると述べた。
報告書によると、ビットコインの優位性は依然として強いものの、取引量は再び減少傾向にあり、アルトコインの上昇の試みは、重要な30日移動平均線レベルで抵抗に遭っている。
同社は、アルトコインの現在の上昇トレンドはまだ強力なブレイクアウトを生み出しておらず、価格が30日移動平均線を下回った場合はロングポジションを決済すべきだと主張した。10x Researchのアナリストは、市場は依然としてビットコインに注力しており、アルトコインの上昇は最初の大きなハードルで勢いを失ったと述べた。
レポートによると、現在の市場環境において際立っているアルトコインはBNBとTRXの2つである。BNBについては、グレースケールのETF申請、コインベースのロードマップへの掲載、トークン化された株式というテーマが重要な触媒として挙げられている。TRXについては、トロンによる積極的な国債購入とモスクワ証券取引所によるMOEXTRX指数の立ち上げが注目すべき動向とみなされている。
一方で、一部のアルトコインでは短期的な利益確定売りのリスクが高まっているとの指摘もあった。SUIは今週21%上昇し、5月29日のCME先物取引開始や1億4300万ドルの米国債ステーキングデータが価格を支えたことが注目されたものの、この上昇を受けて投資家が利益確定に走る可能性があると指摘された。
ONDOにとって、JPモルガンとリップル社と共同で実施した初のトークン化された米国債償還プロセスは、企業インフラ構築の重要な事例として挙げられた。ONDOは過去1週間で18.4%上昇したことも指摘されている。
TON側では、著名なTelegramアカウントの削除に伴うセキュリティ上の懸念や信頼性の問題が価格に圧力をかけたとの見解が示された。これらの出来事の結果、TONの価値は14%下落したと報じられている。
10x Researchはまた、投資家に対し、ETH、HYPE、TRUMP、MKRについて慎重になるよう助言した。特に、HYPEのETF上場後に9.9%下落したことを挙げ、「ニュースで買って、イベントが発生したら売る」という典型的な例だと指摘した。
※これは投資アドバイスではありません。


