米国商品先物取引委員会(CFTC)のマイケル・セリグ委員長は、仮想通貨市場の規制枠組みである「クラリティ法案」が上院で否決されたことを受け、同委員会は既存の法的権限を用いて規制活動を継続すると発表した。
セリグ氏はXを通じて発表した声明の中で、上院の結果を「残念だ」と述べ、アメリカ国民は暗号資産市場において、規制の明確化、法的確実性、そして消費者保護を受ける権利があると付け加えた。
セリグ氏は、ドナルド・トランプ米大統領が将来を見据えた暗号資産市場構造の構築を約束したことに触れ、CFTCは既存の法的権限の範囲内でこの目標の実現に貢献すると述べた。CFTC委員長は、米国は今後も「世界の暗号資産の中心地」であり続けるだろうと主張し、CFTCは新たな金融システムに関する規則を公表する準備ができていると示唆した。
セリグ氏の発言は、包括的な暗号資産市場構造法が成立しない場合、規制当局が既存の法律に基づいてどのような措置を講じる可能性があるかについて、議会で議論が白熱している中でなされた。CFTCと米国証券取引委員会(SEC)は2026年3月に共同で規制に関する意見書を発表し、連邦証券法が特定の暗号資産および取引にどのように適用されるかを概説した。CFTCは、この措置は包括的な市場構造の枠組みを構築しようとする議会の取り組みを補完するものだと述べた。
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