ARK InvestのCEO、キャシー・ウッド氏は、AIを活用した商取引の普及が進むことで、ビットコインとステーブルコインに大きなチャンスが生まれる可能性があると述べた。ウッド氏は特に、ビットコインとステーブルコインは、AIエージェントが人間の介入なしに購入、支払い、金融取引を処理する「エージェントコマース」と呼ばれるこの新しい商取引モデルから最も恩恵を受ける可能性のある2つのデジタル資産であると指摘した。
ウッド氏は最新の評価で、ビットコインの価値は再び金に比べて安定しつつあると述べている。同氏によれば、経済活動における人工知能の役割の拡大に伴い、迅速かつプログラム可能な決済手段へのニーズが高まる可能性がある。こうした状況において、ビットコイン、特にステーブルコインは、世界規模で利用可能なデジタル金融商品として際立つ存在となるだろう。
ARK Investの幹部であるウッド氏は、米国経済に関する最新データも評価した。ウッド氏は、先週発表された雇用統計は予想ほど弱くはなかったものの、インフレ見通しにおけるリスクは変化したと指摘した。ウッド氏によれば、現状ではインフレリスクよりもデフレリスクの方が高くなっている可能性があるという。
ウッド氏はまた、人工知能技術が企業にとってますます重要になっていると指摘した。生産性向上につながるAIツールの導入を遅らせる企業は、将来より大きなリスクに直面する可能性があると述べ、技術投資が競争力において決定的な役割を果たすだろうと強調した。
ウッド氏はマクロ経済の見通しについても語り、主要通貨に対する米ドルの価値を示すDXY指数は今年102.6まで上昇する可能性があると予測した。しかし、原油価格が大幅に下落する可能性もあると指摘した。
ウッド氏の分析は、人工知能とデジタル金融がますます融合していく時代が到来することを示唆している。AIエージェントが決済、資産移動、金融意思決定を行う能力を発達させるにつれ、従来の銀行インフラと並行してブロックチェーンベースのシステムに対する需要も増加すると考えられている。
※これは投資アドバイスではありません。


