バイナンス・リサーチが発表したレポートによると、2026年上半期には仮想通貨市場は広範囲にわたる縮小を経験し、セクター間の資本移動というよりも、オンチェーン活動全体に影響が出たことが明らかになった。
報告書によると、分散型金融エコシステムにおけるロックされた資産の総額は、今年上半期に434億ドル(38%)減少した。また、主要な6つのレイヤー1ブロックチェーンの時価総額も2465億ドル(42%)減少した。
イーサリアム側でも、機関投資家の資産配分に大きな変化が見られた。現物イーサリアムETFが保有するETHの量は520万ETHに減少した一方、デジタル資産運用会社が保有するイーサリアムの量は770万ETHに増加した。
レイヤー2ネットワークにおけるユーザー活動も大幅に低下した。1月から6月にかけてユーザー活動は約77%減少し、同時期にSolanaネットワークの収益は64.5%減少した。
BNB Chainは、デフレ構造を維持した唯一の主要なティア1ネットワークだった。報告書によると、BNB Chainの年間トークン焼却率は5.05%だった。
セキュリティ問題も、この分野への圧力を増大させた。今年上半期には、仮想通貨分野で合計207件のセキュリティインシデントが記録され、これらの攻撃や脆弱性による損失総額は9億7200万ドルに達した。
対照的に、予測市場は力強い成長を示した数少ない分野の一つだった。ワールドカップやスポーツ以外のイベントに牽引され、予測市場の月間名目取引量は86%増加し、516億ドルに達した。
バイナンス・リサーチは、このデータは、投資家が特定のセクターから撤退して他の分野に移るという典型的なローテーション期間ではなく、市場全体で流動性とユーザー活動が低下する収縮期を示していると述べている。
※これは投資アドバイスではありません。


