米国では金融政策と中央銀行のガバナンスに関する重要なプロセスが始まる中、米上院銀行委員会は4月16日にケビン・ウォーシュ氏の連邦準備制度理事会(FRB)議長への指名承認を審議するための公聴会を開催する予定だ。関係筋がCNBCに語ったところによると、指名プロセスは予定通り進んでいるという。
しかし、このプロセスは、現FRB議長ジェローム・パウエル氏に対する別の調査の影の下で展開されている。この調査は、パウエル氏がFRB庁舎の高額な改修プロジェクトに関して議会に虚偽の情報を提供したかどうかを検証するものだ。こうした並行した動きは、ドナルド・トランプ政権が2つの異なるプロセスを同時に進めようとしているのではないかという憶測を呼んでいる。
上院銀行委員会のトム・ティリス議員は、調査が完了する前にウォーシュ氏の指名を承認することに明確に反対を表明している。ティリス議員のこの姿勢は、トランプ政権がパウエル議長の調査とウォーシュ氏の指名を同時に進めようとする計画にとって、大きな障害となるものと見られている。
一方で、委員会がまだこの公聴会を公式日程に追加していないことは注目に値する。とはいえ、この手続きの進展は、トランプ政権が連邦準備制度理事会(FRB)の指導部交代という目標を諦めていないことの表れと解釈されている。
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