データが限られているにもかかわらず、FRBは予想通り12月に25ベーシスポイントの利下げを実施しました。しかし、1月には利下げが一時停止すると予想されています。
FRBが金利を3.5%~3.75%で安定させると予想していることが80%織り込まれており、FRBが驚きの動きを見せるのかとの憶測が広がっている。
この問題に関するFRBメンバーの声明は注目されているが、最新の声明はFRB理事のスティーブン・ミラン氏から出されたものである。
ブルームバーグテレビに対し、ミラン氏は過去数カ月間に得られたデータは自身の世界経済見通しと一致しており、近い将来に景気後退は予想していないと述べた。
「政策の調整が行われなければ、景気後退のリスクが高まる可能性がある。しかし、近い将来に景気後退が起こるとは予想していない。」
ミラン総裁は、FRBは引き続き利下げを続けるべきだと改めて強調したが、次回の政策会合で25ベーシスポイントの利下げに賛成するか、あるいは50ベーシスポイントのより大規模な利下げに賛成するかはまだ決めていないと述べた。
「政策金利を着実に引き下げていくことが重要だと考えている」
ミラン氏はまた、インフレ率がFRBの目標である2%に近づいていることを指摘し、最近のデータはFRBをよりハト派的な政策路線へと導くはずだと述べた。さらに、最新のデータは利下げを継続すべきだという見方を裏付けていると付け加えた。
年央にFRB入りしたミラン氏は、出席したFOMCの度に反対意見を表明し、毎回大幅な利下げを主張してきた。2026年1月のFOMCに関しては、金利決定は様々な要因に左右されるとし、政府閉鎖によるデータ遅延を待っていると述べた。
ミラン氏は自身の任期についても言及し、「1月31日までに後任が任命されなければ、私は現職に留まるつもりです」と述べた。
スティーブン・ミラン氏は、アドリアナ・クグラー氏が8月に突然辞任したことを受け、ドナルド・トランプ米大統領によって、クグラー氏の取締役としての14年の任期の残り数か月を務めるよう任命された。
ミラン氏の任期は1月31日に終了するが、後任が上院で承認されるまでは同氏は職務にとどまることになる。
※これは投資アドバイスではありません。


