ジェローム・パウエル議長の任期は5月に終了する見込みで、後任はドナルド・トランプ大統領が選出する人物に交代する。この時点で、FRB議長選における勢力バランスは急速に変化しており、トランプ大統領が議長に任命する可能性が高い。
最終週まではケビン・ハセット氏とケビン・ウォーシュ氏がFRB議長の最有力候補だったが、数日前からFRB理事のクリストファー・ウォーラー氏の名前も挙がり始めている。
FED議長候補の数が増え続ける中、新たな名前が浮上した。
CNBCによると、トランプ大統領は連邦準備制度理事会議長職についてブラックロックの最高投資責任者(CIO)リック・リーダー氏と会談する予定だ。
報道によると、トランプ大統領は12月最終週にブラックロックのリック・リーダー氏と会談し、FRB議長の立場について協議する予定だ。
CNBCの取材に応じた関係者によると、ブラックロックのリック・リーダー氏が年末にマール・アー・ラーゴでFRB議長選の面接を受ける予定だ。また、FRB理事のミシェル・ボウマン氏が同職の候補者から外れたことが報じられた。
CNBCにも語った政府高官によると、12月19日、連邦準備制度理事会(FRB)のクリストファー・ウォーラー理事は、次期FRB議長のポストについてトランプ大統領と建設的な会談を行った。会談はホワイトハウスで行われた。
しかし、トランプ大統領は過去のFRB議長人事に関する後悔を隠そうとはしていない。2017年にジェローム・パウエル氏を任命した決定は「誤った助言」によるものであり、今回はより慎重になると述べた。
今回、FRB議長選考に非常に厳しい審査を行ってきたトランプ大統領は、1月に最終決定を発表すると予想されている。
スコット・ベセント財務長官も、トランプ大統領はおそらく1月初めに決断を発表するだろうとし、手続きは完全に大統領のペースで進むだろうと述べた。
※これは投資アドバイスではありません。


