仮想通貨アナリストのジェームズ・ヴァン・ストラテン氏は、ビットコイン価格に関する新たな分析の中で、7月上旬の動向に注目した。同氏は、7月1日から10日の間にビットコイン価格が再び下落し、5万3000ドル付近の利益確定ゾーンまで下がる可能性があると予測している。
ヴァン・ストラテン氏によると、ビットコインの市場における一般的な予想は「10月に4万ドルで底を打つ」というものだ。しかし、同アナリストは、こうした予測は往々にして間違っていると指摘し、ビットコインは予想される10月の底値よりも早く価格に織り込まれる可能性があると主張している。ヴァン・ストラテン氏はまた、ビットコインは2024年4月の半減期を事前に価格に織り込んでいたことを指摘し、今回の底値形成においても同様の「事前価格設定」シナリオが起こる可能性があると示唆した。
アナリストはまた、ストラテジー社の資本構成にも注目した。ヴァン・ストラテン氏は、同社が発行する6つの転換社債のうち4つ(総額32億ドル)が依然として額面価格を上回って取引されていると指摘した。MSTR株は史上最高値から約85%下落し、85ドル前後で取引されているものの、これは債券投資家が元本返済の可能性が高いと織り込んでいることを示していると述べた。
ヴァン・ストラテン氏によると、MSTR株の下落に伴い、転換社債の価格は現在、株式オプションというよりも信用商品に近いものとなっている。同アナリストは、市場はビットコインとMSTRの将来的な回復の可能性、あるいはストラテジ社が満期前に債務を借り換える可能性を織り込んでいると分析している。
そのため、ヴァン・ストラテン氏は、クレジット投資家は依然としてストラテジー社のシニア転換社債を「支払可能」と見なしているのに対し、株式投資家ははるかにパニック状態にあると述べた。アナリストによると、同社の資本構成から判断すると、ストラテジー社は支払能力を維持できると見込まれるものの、普通株の上昇余地は大幅に縮小しているという。
※これは投資アドバイスではありません。


