米連邦準備制度理事会(FRB)は、金融政策決定において注目される報告書であるベージュブックの最新版を公表した。
報告書によると、米国経済は全体として成長を続けているものの、個人消費の低迷と高い不確実性が企業業績の見通しを圧迫していることが明らかになった。
ベージュブックによると、連邦準備制度理事会(FRB)が管轄する12地域のうち10地域で経済活動が小幅から中程度に増加した。1地域では経済活動が小幅に減少し、1地域では変化が見られなかった。経済成長は前期比で継続したものの、地域差は依然として存在した。
雇用面では、見通しは概ね横ばいだった。報告書によると、11地域では雇用レベルにほとんど変化が見られず、横ばい状態が続いた一方、わずかながら雇用が増加した地域は1地域のみだった。
インフレ圧力が強まっていることが指摘された。ベージュブックによると、物価は概して中程度から強いペースで上昇しており、インフレ率は前回の報告書と比べてほとんどの地域で高い水準に達しているという。
今後6か月間の企業業績見通しは、概ね横ばいとなっている。報告書は、高い不確実性と消費支出の低迷を、企業景況感の悪化を阻害する主な要因として挙げている。
消費者の行動に関する分析では、特に中所得層と低所得層の間で支出傾向が弱まっていることが明らかになった。報告書によると、中所得世帯は支出前に「1ドルあたりのメリットを最大限に引き出そうとしている」一方、低所得層の消費者は経済的プレッシャーの増大に直面しているという。
※これは投資アドバイスではありません。