米国証券取引委員会(SEC)のポール・アトキンス委員長は、暗号資産規制に関して重要なメッセージを発信した。
ヴァンダービルト大学で開催された「デジタル資産と新興技術サミット」で講演したアトキンス氏は、トークンによる資金調達とDeFi分野に関する新たな規制措置が近いうちに議題に上がると発表した。
アトキンス氏は、トークンによる資金調達プロセスを具体的に対象とする新たな規制枠組みを策定中であると述べた。この新たな規制は「Reg Crypto」と呼ばれ、米国における主要な証券法の一つである1933年証券法('33 Act)に基づいて策定され、近日中に一般からの意見募集が開始される予定である。
しかし、アトキンス氏は、分散型金融(DeFi)分野で活動するプロジェクトに対する新たな規制アプローチが導入される予定であることも発表した。発表によると、1934年証券取引法(「34年法」)に基づき、「イノベーション免除」と呼ばれる規制が導入されるという。この免除により、DeFiプロジェクトは一定の条件下で、より柔軟な規制環境下で活動できるようになる可能性がある。
アトキンス氏は演説の中で、規制だけでなく政治プロセスにも注目し、暗号資産コミュニティに対し、今後の選挙で積極的な役割を果たすよう呼びかけた。暗号資産に対する将来の規制アプローチは有権者の行動に大きく左右されると主張し、アトキンス氏は、この分野の方向性は投票箱で決定されるだろうと述べた。
※これは投資アドバイスではありません。