仮想通貨市場は、2つの重要なマクロ経済動向が同時に発生したことで下落した。1つ目はFRBの決定、2つ目はドナルド・トランプ米大統領がイランによるホルムズ海峡再開の提案を拒否し、新たな軍事攻撃の波を示唆したことである。
ビットコインとアルトコインが下落!
実際、連邦準備制度理事会(FRB)は、ジェローム・パウエル議長の最後の政策決定において、予想通り金利を据え置いた。しかし、専門家によると、ここで変化したのは、インフレに関するFRBの発言内容だったという。
金利据え置きの決定は概ね予想されていた。予想外だったのは、FRBがインフレの定義を変更したことだった。以前は、FRBはインフレ率を「やや高い」と表現していた。しかし、現在はインフレ率は高いと明言している。パウエル議長は、インフレ率は依然として高く、特にエネルギー価格の上昇が短期的にはインフレ率の上昇圧力となるだろうと指摘した。この変更は、ビットコインのようなリスク資産にとって極めて重要な意味を持つ。
これは、市場が今年後半に期待していた利下げが、以前の予想よりも先になる可能性を示唆している。
現時点で、ビットコイン(BTC)は75,700ドル前後まで下落しており、日中1.7%、過去1週間で3.1%の下落となっている。イーサリアム(ETH)は24時間で3.4%下落し、約2,240ドルとなっている。仮想通貨市場全体の時価総額は1.6%減の2兆5,300億ドルとなっている。
モルガン・スタンレーがFRBの経済予測を修正!
連邦準備制度理事会(FRB)によるインフレの定義変更は、経済予測にも反映されている。この点に関して、モルガン・スタンレーは最新の評価で、FRBは2026年末まで金利を据え置くと予想していると述べている。
これは、モルガン・スタンレーが以前の予測を修正したことを意味する。モルガン・スタンレーは以前、FRBが2026年9月と12月に2回の利下げを実施すると予測していた。しかし、今回の修正により、FRBは2027年1月と3月にそれぞれ25ベーシスポイントの利下げを実施すると予測している。
※これは投資アドバイスではありません。