エネルギー価格の高騰と、米イラン紛争によるインフレリスクの増大は、主要仮想通貨であるビットコイン(BTC)と、連邦準備制度理事会(FRB)に関する期待に悪影響を与えた。
米イラン紛争に起因するインフレ期待の高まりにより、2026年のFRBによる利下げの可能性は排除され、一方で利上げの可能性が高まっている。
必要に応じて金利を引き上げるべきだという議論が高まっている一方で、ブラックロックは全く逆の分析を示している。
世界最大の資産運用会社であるブラックロックのアジア太平洋地域グローバル債券事業責任者、ナビン・サイガル氏は、利上げへの期待が高まっているにもかかわらず、FRBは利下げを選択する可能性があると述べた。
ブルームバーグTVのインタビューに応じたナビン・サイガル氏は、予想に反して、利下げサイクルを正当化する構造的な要因が成熟したと指摘した。
新たにFRB議長に就任したケビン・ウォーシュ氏は、米中央銀行には利上げではなく利下げへと舵を切るための十分な根拠と体制が整っていると述べた。
ブラックロックの幹部は、新FRB議長ウォーシュ氏の下での利上げに関する市場の期待は過大評価されており、「価格の歪み」が生じていると主張している。
彼は、現在の経済状況はむしろ利下げの可能性を高めていると述べ、「利上げと利下げのどちらかを選ばなければならないとしたら、現時点では利下げの可能性を裏付ける要因の方が多いと思う。今後、雇用市場には一定の圧力がかかるだろう。そうなれば、FRBは少なくとも金利を据え置くか、あるいは引き下げることになるだろう」と語った。
ブラックロックの幹部は、2026年に利下げが行われる可能性は依然としてあるものの、6月には利下げは予想されていないと主張している。CME FedWatchのデータによると、FRBが6月に金利を据え置く確率は98.1%、利上げの確率は1.9%となっている。
※これは投資アドバイスではありません。


