ムーディーズのチーフエコノミストは、暗号通貨を含む世界市場の調整リスクが大幅に高まっていると述べた。

ムーディーズのチーフエコノミスト、マーク・ザンディ氏は、暗号資産を含む世界の資産市場における調整リスクが大幅に高まっていると述べた。ザンディ氏によると、最近の価格下落にもかかわらず、暗号資産、金、銀は依然として下落リスクにさらされている。

ザンディ氏は米国経済の減速を指摘し、実質国内総生産(GDP)成長率は潜在水準の2.5%を下回り、雇用の伸びは停滞し、失業率は徐々に上昇していると述べた。

同氏はまた、米連邦準備制度理事会(FRB)が注視しているインフレ指標の一つである個人消費支出(PCE)価格指数が引き続き3%前後で推移していることを強調した。

さらにザンディ氏は、関税やイランをめぐる軍事的緊張に関する不確実性が市場にさらなる負担をかけていると述べ、金融環境がさらに引き締まる可能性があると警告した。

ザンディ氏は、レバレッジ裁定取引を行うヘッジファンドが、米連邦準備制度理事会と世界中の投資家が米国債市場から撤退したことで生じた空白を埋めており、これが巨額の財政赤字と高い借入ニーズと相まって金利の急上昇につながる可能性があると述べた。

「市場は現在、投機によって過熱している。対照的に、資産価格は急落しており、すでに脆弱な経済にさらなる衝撃を与えている」とザンディ氏は述べ、投資家に注意を促した。

※これは投資アドバイスではありません。