米国における失業率の急上昇、中東情勢の緊迫化、インフレ圧力などにより世界市場が揺らぐ中、著名な投資家であるアンソニー・スカラムーチ氏とマイク・ノボグラッツ氏は、こうした混乱におけるビットコイン(BTC)の役割と、最近の価格変動の背景にある現実について検証した。
マイク・ノボグラッツ氏は、ビットコインが最近6万7000ドル~6万8000ドルのレンジから7万6000ドルまで急騰した最大の原動力は、マイクロストラテジー社とマイケル・セイラー氏だと述べた。ノボグラッツ氏によれば、セイラー氏はマイクロソフト株を売却し、高金利の債務証券を利用することで「ビットコイン購入マシン」を作り出したという。
しかし、ノボグラッツ氏は、この状況にはリスクも伴うと強調し、市場全体の不安がセイラー氏のような積極的な買い手の勢いを鈍らせ、価格調整を引き起こしていると述べた。この著名な投資家は、ビットコインの現在の重要な水準は6万8000ドルから6万9000ドルの範囲であり、この水準が維持されれば、目標は8万ドルになると語った。
ビットコインは従来型市場とは異なる動きを見せているものの、最近では金や銀の急落に追随する動きを見せている。ノボグラッツ氏は、リスクマネージャーが大手ファンドの保有ポジションを縮小したため、ビットコインもこうした全般的な売り浴びせの影響を受けていると指摘した。
同番組で取り上げられたもう一つの重要な問題は、米国経済における「K字型」の格差構造だった。スカラムーチ氏は、富裕層がますます富み、貧困層がフードバンクに頼らざるを得ないような構造は、重大な政治的リスクをもたらすと述べた。そして、この不均衡は将来、富裕税や抜本的な税制改革といった事態を招く可能性があると警告した。
※これは投資アドバイスではありません。