仮想通貨分析プラットフォームのAlphractalは、世界の流動性を示す主要指標に減速が見られると指摘した。同社が公開したデータによると、世界のM2マネーサプライの年間変化率(YoY)は下降傾向を示し始めている。
分析によると、世界のM2マネーサプライは昨年比で増加傾向にあるものの、その伸び率は著しく鈍化している。これは、世界的に、特に主要経済国において、流動性創出の勢いが失われていることを示している。
Alphractal氏は、歴史的に見て、M2マネーサプライの増加はビットコイン価格と正の相関関係を示すことが多く、流動性の増加は仮想通貨市場の上昇トレンドを支える可能性があると指摘した。しかし、同氏はまた、この相関関係は常に一定であるとは限らないとも述べた。
一方、世界のM2マネーサプライが年間ベースでマイナスに転じたことは、過去のサイクルにおいて重要なシグナルを発してきたと指摘されている。分析によると、特に過去3回のビットコインサイクルにおいて、半減期後のM2成長率がマイナスに転じた時期は、市場の底値と一致する傾向があったという。
しかし、M2の伸びがマイナスに転じるまでには数ヶ月かかる可能性があり、場合によってはその水準に達しない可能性もあると指摘された。そのため、アナリストらは、世界の流動性の動向を把握し、市場サイクルをより正確に解釈するためには、この指標を綿密に監視する必要があると述べた。
※これは投資アドバイスではありません。