長期間の活動休止を経て、最大規模の機関投資家であるストラテジー社がビットコイン(BTC)を売却したことで、価格に悪影響が出た。売却のニュースが報じられた日には7万ドルを超えていたビットコインは、その後の売り圧力により6万ドルを下回った。
ビットコインは週明けに6万3000ドルの水準を取り戻したものの、市場では売りが続くのではないかという懸念が依然として残っている。
米国の大手銀行であるJPモルガンは、最新のレポートで、ストラテジー社のBTC売却が市場に懸念を引き起こしているとし、準備金の増額を推奨した。
The Blockによると、JPモルガンは、ストラテジー(MSTR)による最近のビットコイン売却が市場を引き締め、懸念を高めたと述べた。
この時点で、JPモルガンのアナリストは、投資家の信頼を回復し、潜在的な売り浴びせへの懸念を払拭するために、同社は米ドル準備金を増やす必要があるかもしれないと指摘した。
アナリストらは、Strategy誌が32BTCの売却を優先株主への柔軟性を示すための措置だと説明した一方で、市場の懸念も引き起こしたと指摘した。
JPモルガンは、ストラテジー社の現在のドル準備金は配当金の約6か月分しか賄えないと述べ、同社に対しドル準備金の増額を勧告した。
こうした状況を踏まえ、JPモルガンのアナリストらは、仮想通貨に対して慎重な姿勢を取っていると述べている。
こうした慎重な見方にもかかわらず、アナリストらは、現在の仮想通貨市場の低迷は、今後強気相場への転換を示す兆候となる可能性があると述べている。
アナリストによると、シーズン後半の好成績は引き続き以下の点に左右される。
- 大物投資家マイケル・セイラー氏の戦略は、ドル準備高を増やし、投資家の信頼を回復させ、将来のビットコイン売り浴びせに対する懸念を和らげることである。
- 同社は、年間17億ドルの配当義務をどのように履行するのかを明確にする必要がある。
- 明確化法案の成立(アナリストによると、今年中に成立する確率は50%未満)。
同行は、今年の仮想通貨市場への資金流入額が約220億ドル(昨年の総額の半分)にとどまっていること、およびBTCのマイニングコストが8万7000ドルを下回っていることを、マイナス要因として挙げている。しかしながら、同行は、現在の市場の低迷は、上昇への転換を示唆する逆シグナルにもなり得ると結論付けたとも付け加えている。
※これは投資アドバイスではありません。