SoSoValueのデータによると、イーサリアムスポットETFは総額9,660万ドルの純流出を記録しました。これはイーサリアムスポットETFからの流出が6日連続となることを意味します。この継続的な傾向は、投資家のリスク選好度の低下と市場の不安定さを示しています。
一部のファンドでは、日中に目立った資金流入が見られましたが、その額は限定的でした。最も大きな純流入額を記録したのは、グレイスケールのイーサリアム・ミニ・トラストETF（ETH）でした。同ファンドは1日で289万ドルの純流入を記録し、これまでの純流入総額は14億7000万ドルに達しました。グレイスケールの別のファンドであるETHEは、1日で274万ドルの流入を記録しましたが、設定以来の純流出総額は50億5000万ドルとなっています。
一方、この日最大の流出は、ブラックロックのイーサリアムスポットETFであるETHAから発生しました。ETHAからは1日で1億200万ドルが流出しましたが、同ファンドの過去の純流入額は依然として127億5000万ドルです。これは、最近の流出にもかかわらず、大型ファンドへの長期的な関心が継続していることを示しています。
データ発表時点で、イーサリアム現物ETFの純資産総額は170.7億ドルと算出されています。ETFはイーサリアムの時価総額の5.09%を占めています。歴史的に見ると、累計純流入額は125.2億ドルと堅調に推移しています。
専門家は、短期的な資金流出はマクロ経済の不確実性と価格変動によって引き起こされるが、長期的には機関投資家の関心がイーサリアムエコシステムにとって依然として大きな支えになっていると指摘している。
※これは投資アドバイスではありません。
