仮想通貨市場の最近の変動が続く中、CryptoQuantのシニアアナリスト、フリオ・モレノ氏は、ビットコインの明確な底値はまだ達していないと指摘している。モレノ氏によれば、市場は「最終的なストレス局面」に近づいているものの、底値形成に必要な条件はまだ完全には満たされていないという。
この分析では特に、長期投資家の損益を測る指標である純認識損益(NUPL)に注目が集まった。モレノ氏は、この指標が重要な転換点に近づいているものの、まだ最終的な底値を示していないと指摘した。過去の市場サイクルでは、長期投資家のNUPL値がマイナスになったときに真の底値が訪れたことを彼は振り返った。
最新のデータによると、長期投資家の収益性は著しく低下している。モレノ氏によれば、この投資家グループの収益性は昨年10月のピーク時から58%から3%にまで低下した。しかし、NUPL指標が依然としてゼロを上回っていることから、市場はまだ完全に「降伏」段階には達していないことが示唆される。
アナリストは、過去にはこうした信頼感テストは6日から277日間続くことがあったと指摘し、現在のプロセスも時間がかかる可能性があると強調した。モレノ氏によれば、真の底値は、抑圧期間中だけでなく、投資家が積み上げてきた利益が完全に消滅し、損失に転じた時にも現れるという。
この文脈では、NUPLがマイナス圏に突入しない限り、ビットコインの早期底打ちへの期待は限定的であると考えられている。
※これは投資アドバイスではありません。