イラン議会のモハマド・バゲル・ガリバフ議長は、ソーシャルメディアプラットフォームXに掲載された声明の中で、米国との交渉の基礎となる10項目の提案の一部条項が侵害されたと主張した。
ガリバフ氏は、自身が「交渉の実現可能な基盤」と表現した枠組みの10項目のうち3項目が、協議開始前からすでに違反されていたと述べ、現状では停戦や交渉は「非論理的」だと付け加えた。
イラン側は、この10項目からなる計画には停戦の範囲だけでなく、制裁解除、地域紛争の終結、イランの核開発計画に関する権利の承認といった重要な問題も含まれていると強調している。この計画は以前、ドナルド・トランプ米大統領によって「交渉の実現可能な基盤」と評されていた。
ガリバフ氏の声明によると、違反行為には、全地域、特にレバノンにおける停戦合意の不履行、イラン領空侵犯、そしてイランのウラン濃縮権の否定などが含まれる。イラン政府は、これらの事態によって両国間の信頼関係がさらに弱体化したと主張している。
一方、この展開の影響は世界の市場にも及んだ。発表後、ビットコイン価格は約0.65%下落したが、米国株先物は限定的ではあるものの上昇を続け、S&P500先物は2.4%上昇した。原油市場では、WTI原油先物の下落幅はやや縮小したものの、価格は15%以上下落したと報じられている。
※これは投資アドバイスではありません。