ブルームバーグのアナリストは、2026年に世界的な金融市場の広範な低迷が起こる可能性があると警告した。
ブルームバーグ・インテリジェンスのシニア商品ストラテジスト、マイク・マクグローン氏は、ビットコインの価格が2026年に5万ドルまで下落する可能性があり、最悪のシナリオではさらに最大90％下落して1万ドルまで下がる可能性もあると述べた。
マグローン氏によると、ビットコインは2009年に登場した最初の暗号通貨であるにもかかわらず、現在では数百万もの他のデジタル資産と競合している。マグローン氏は、これがビットコインの長期的な価値変動を弱めていると主張し、金との印象的な比較を行った。金の主な競合相手は銀、プラチナ、パラジウムの3つだけだと彼は述べた。
ブルームバーグのアナリストによると、2026年は金にとって比較的明るい見通しとなる可能性がある。マクグローン氏は、金価格は2026年までに約10%上昇し、1オンスあたり5,000ドルを超える可能性があると主張している。
一方、マクグローン氏は、2026年はあらゆる資産クラスにとって概して厳しい年になると考えている。同氏は、金価格が他の資産と比較して好調な動きを見せていることが、米国株式市場の調整を示唆している可能性があると指摘し、原油、銅、銀といったリスク資産も大きな圧力に直面する可能性があると主張している。
※これは投資アドバイスではありません。