最近ビットコインを7万6000ドル以上に押し上げた上昇基調は弱まっている。
ビットコイン(BTC)は急騰後、7万2000ドルの水準まで下落しており、シンガポールを拠点とする分析会社QCP Capitalが最新の分析結果を発表した。
QCPキャピタルは、米イラン紛争に起因するマクロ経済的および地政学的な不確実性を背景に、ビットコインは7万3000ドルから7万4000ドルの狭いレンジで取引されていると述べた。
この時点で、QCP Capitalは、ビットコインには最近の急騰後に見られた局所的なピークを超えるだけの勢いが欠けていると主張した。
オンチェーンの資金フローは、レンジの下限付近で買い圧力が高まっていることを示しているが、現物取引量は依然として低い。
アナリストによると、このデータによってビットコインや仮想通貨市場は圧力を受けているものの、他のマクロ経済の影響を受けやすいリスク資産の下落に比べると、損失は比較的限定的だという。
一方、オプション市場は、安定しつつも守りの姿勢を維持している。
アナリストらは、30日間のインプライド・ボラティリティ(IV)が依然として約50%(実現ボラティリティを上回る水準)で推移しており、オプション売り手を支えていると指摘している。
マクロ経済的な観点から見ると、今週は中央銀行にとって非常に良い週となっている。
米連邦準備制度理事会(FRB)は本日、3月の金融政策決定を発表する予定で、続いて木曜日には欧州中央銀行(ECB)、日本銀行(BOJ)、イングランド銀行(BOE)が発表を行う。
金利決定が待たれる中、原油価格が1バレル100ドルに迫る水準に達したことで、FRBによる金融緩和への市場の期待は大幅に低下し、利下げ問題を複雑化させている。
アナリストによると、これは仮想通貨にとっても同じことを意味する。つまり、金利環境はより有利になるどころか、むしろ不利になりつつあるということだ。
現在の状況下では、ビットコインは高ベータリスク資産として扱われるだけでなく、安定した安全資産ともまだ見なされていない。
QCPによると、こうした理由から、ビットコインは当面、FRBの政策方針や地政学的状況がより明確になるまで、7万4000ドル付近で推移する可能性が高いとのことだ。
※これは投資アドバイスではありません。


