ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズのマネージングパートナー兼リサーチ責任者であるトム・リー氏は、仮想通貨市場の現状と今後の展望について分析した。
アンソニー・スカラムーチとのインタビューで、リー氏は、仮想通貨の価格は現在低迷しているものの、その根底にある構造は強化され続けており、この分野の最盛期はこれからだと主張した。
リー氏は、投資家の資金が現在人工知能(AI)にシフトしていることを認めつつも、暗号通貨はAIの重要な「副次的要素」であると指摘する。将来、AIエージェントが私たちの代わりに収入を生み出し、資産を管理するようになると予測するリー氏は、これによって認証と分散型制御の必要性が生じると指摘する。「中央集権的なシステムに依存していると、私たちの末路は『スカイネット』のようなシナリオになるかもしれない。人間はAIから身を守るために分散型システムを必要とする」とリー氏は述べ、暗号通貨の存在意義はますます重要になると付け加えた。
仮想通貨市場の下落(例えば50%の下落)に言及し、この著名なストラテジストは、このセクターは本質的に「極めて変動しやすい」と指摘した。リー氏によれば、市場のタイミングを計ろうとするのは大きな間違いだという。過去のデータを見ると、ビットコインの年間上昇分の大部分は、最も値上がりした「10日間」のみで発生している。リー氏は、この10日間を逃した投資家は、長期的に見てプラスのリターンではなく損失を被ることになると述べ、投資家には長期的な視点を持つよう助言した。
リー氏は、ウォール街は時代遅れの技術インフラを暗号通貨を基盤として刷新したいと考えており、特にイーサリアムがそのリーダーであると強調した。同氏は、現実世界の資産(ファンド、株式など)がイーサリアムネットワーク上でトークン化されていると主張し、イーサリアムが金融サービスセクターの未来の中核になると確信していると述べた。また、自身が関わっているBitmine社は、膨大なイーサリアム準備金をステーキングすることで年間2億5000万ドルという巨額の受動的収益を生み出しており、非常に強固な財務基盤を持っていると発表した。
※これは投資アドバイスではありません。