仮想通貨アナリストのアリ・マルティネス氏は、主要な仮想通貨、特にビットコインにおいて、長期的な市場反転を示す兆候が現れ始めていると述べた。マルティネス氏によると、トム・デマーク(TD)シーケンシャル指標は、月足チャートにおいて、ビットコイン、イーサリアム、XRP、ソラナに対して強気シグナルを示しているという。
アナリストは、トレンドの終焉を示すシグナル、特に月足チャートのような上位時間軸で見られるシグナルは重要だと指摘した。マルティネス氏は、過去には複数の主要な暗号資産が同時に月足の強気シグナルを発していた場合、売り手の疲弊と長期的な市場の底値を示していたと述べた。
マルティネス氏が指摘したもう一つのデータポイントは、ビットコインの供給における損益状況に関するものだった。同アナリストによると、今回のサイクルで初めて、損失を抱えているビットコインの量が1045万BTCに達し、利益を抱えている960万BTCを上回ったという。
マルティネス氏は、流通しているビットコイン供給量の半分以上が損失を出しているという事実は、市場における投機バブルがほぼ解消されたことを示していると述べた。同アナリストは、このような状況はビットコインの15年の歴史において、主要なサイクル底値のごく近傍でしか見られなかったと主張した。
過去の事例を見ると、同様のクロスオーバーは2011年9月に初めて発生し、ビットコインは2011年11月に底を打ち、新たな強気相場が始まった。2度目のクロスオーバーは2014年9月に発生し、その後2015年10月まで市場はこの状況下で調整局面に入り、新たな拡大期へと突入した。
2018年11月に見られた3回目の交差は、弱気相場の最も厳しい時期の一つと重なった。その後、ビットコインは2019年3月に新たな強気相場サイクルを開始した。2020年3月の流動性危機時にも同様の交差が見られたが、これはわずか17日間しか続かず、ビットコインは2020年4月までに力強い回復を見せた。
マルティネス氏によると、現在のサイクルにおける最初の供給交差は2026年6月に公式に発生し、それ以降、指標は逆方向に動き続けているという。同アナリストは、過去のデータではこうした期間が数週間から数ヶ月に及んだのに対し、ビットコインは現在、非常に信頼性の高い蓄積領域で取引されていると主張した。
※これは投資アドバイスではありません。