伝えられるところによると、米国財務省はイランに関してバイナンスに書簡を送付した。

The Informationの報道によると、米国財務省は仮想通貨取引所バイナンスに対し、政府の監督プログラムへの完全な遵守を求める正式な書簡を送付した。この要請は、10億ドル以上の仮想通貨がバイナンスを経由してイラン関連団体に流出したとの報道を受けてのものだ。

財務省テロ・金融情報局を統括するジーン・ラング氏が送付した書簡の中で、バイナンスはデータ記録や文書を適時に共有する義務があることを改めて指摘された。この書簡は、独立監査人がバイナンスの特定の活動に関して提起した懸念に基づいて作成されたと報じられている。

当局はまた、バイナンスに対し、特定の幹部を事情聴取に応じるよう要請した。この件で名前が挙がったのは、コンプライアンス責任者のノア・パールマン氏、グローバル制裁責任者のアストラ・カイ氏、そしてジュカイ・「ロック」・ヘ氏などだ。さらに、米財務省は元従業員に関する情報や文書の提出も要請したと報じられている。

この動きは、今年初めに一部メディアが、バイナンス社内の研究者らがイラン関連団体への10億ドルを超える仮想通貨の流れを特定したと報じたことに続くものだ。これらの報道では、バイナンスがこれらの事実を明らかにした社内調査スタッフの一部を解雇したとも伝えられている。

一部の民主党議員は以前からこうした活動に対する調査を公に求めていた。しかし、今回の書簡は、ドナルド・トランプ政権がバイナンスに対して行った初めての厳しい措置として公に示されたものと見られている。

一方、水面下では、財務省とバイナンスの幹部との間で数ヶ月にわたり協議が行われてきたとの報道もある。バイナンスの共同CEOであるイー・ヘ氏とリチャード・テン氏、そして同社の法務部長であるエレノア・ヒューズ氏が、3月にワシントンで開催された会合に出席したと伝えられている。

※これは投資アドバイスではありません。