仮想通貨分析プラットフォームのSantimentは、世界的な不確実性の高まりと戦争の緊張の高まりを受けて、デジタル資産が従来の市場から乖離し始めていると指摘する新たなレポートを発表した。
Santimentのアナリスト、ブライアン・クインリバン氏が共有したデータによると、仮想通貨市場はここ数週間、S&P500指数や金価格に対して回復力を見せている。
過去5週間を分析すると、S&P500指数が約2.2%下落した一方で、ビットコインは2.4%、金は3.7%上昇していることがわかる。サンティメント氏は、ビットコインが株式との相関関係を断ち切り始め、独自の道を歩み始めており、地政学的リスクが高まる時期には「デジタルゴールド」として認識されていると指摘している。
オンチェーンデータによると、10~10,000BTCを保有する「クジラ」や「サメ」と呼ばれる大口保有ウォレットが、ここ2週間で再び増加し始めている。100BTC以上を保有するウォレットの数は20,000を超え、過去最高を記録した。
アナリストは、小口投資家(保有額が0.01BTC未満)が市場から撤退することを拒否し、あらゆる下落局面で買いを入れようとする姿勢を短期的な強気相場の罠と見なしているものの、長期的な指標は依然として好調である。
市場価値-実現価値(MVRV)比率を分析するSantiment社によると、365日間のMVRVは約-25%となっている。このデータは、長期投資家が現在損失を被っていることを示しており、数学的に見ても、現在の水準で購入することは、市場がピークに達した時よりもはるかにリスクが低い。

取引所の資金調達レートの低下傾向は、投資家がビットコイン価格の下落を予想してショートポジションを取っていることを示している。Santimentは、この状況が「ショートスクイーズ」を引き起こす可能性があり、これらのポジションの清算によって価格が急騰する可能性があると述べている。
イーサリアムは現在ビットコインに非常に近い動きを見せているが、ネットワークの成長とアクティブアドレス数の伸びが鈍化していることが指摘されている。ドージコインとインターネット・コンピューター(ICP)は今週好調だった一方、プライバシー重視のコインは価値を落としている。
※これは投資アドバイスではありません。


